江戸の小噺 十
それから
男1「考えてみれば、私も女房も、25年間は幸せに生きてきたんだよなぁ。それなのになぁ、、、」
男2「えっ、二人に何があったんです?」
男1「聞きたいかい。
男2「そりゃもちろん、聞きたいです。」
男1「そうかい。それから二人は出会っちまったんだよ。」
というわけで、今日もよろしくお願いします。
【嫁の乳】
嫁があって、至極器用でよく働き、親父の月代(サカヤキ)を剃ってやる時、
美しき肌(ハダエ)の乳が、親父の唇へさわった。
親父我を忘れて嘗める所を、息子見て大きに腹を立てて,
「さてさて親人にはあるまじきなされ方。女房が乳を嘗めての戯れ,ご所存の程が承りたい」と、
きめ付くれば、親父開き直って、
「おのれは,おれが女房の乳を,五年というもの,食らつたではないか」
まぁ、男という生き物はまったく、というお話です。
今日のところは短くこんなところで。
また明日お楽しみに。